悲壮
卑しくも今日は そちら側の景色を窓から眺めている
真っ暗な暗闇で 昼間のように輝くネオンを見つめて
今日は雨降りだったから 傘も指さず外を歩いた
バスタオルで髪の毛を拭きながら きらびやかに晴れない夜の空を睨みつけた
恐らく晴れていれば 会いにいけたかもしれないのに
恐らく晴れていれば 同じように晴れを待っていれたのに
恐らく晴れていれば 同じように手をつないでいたかもしれないのに
恐らく晴れていれば 昨日と同じ日が過ごせたのに
水にぬれた顔が 鏡に映ってまるで映画のように
恥ずかしいけれども可愛く映って そんな自分に嫌気が差した
とにかく気持ちが悪かったから 髪をバスタオルを掻き毟った
酷い髪形になった こっちのほうが好きだけど
恐らく晴れていれば こんな気持ちにならなかった
肌寒い一日になるでしょう テレビの中の人がそういって
そんなの冗談じゃないから できる限り薄着で家の周りをプラプラした
少し震えた腕を腕で抑えながら けど服の間を通る風が気持ちよかった
暖かいコーヒーを飲んで温まって 布団に包まってテレビに釘付けになってた
意外と普通じゃない バカなことをしてるって感じ
けどそれほど異常じゃない それなりに反骨精神
多少の恥ずかしさとか コーヒーを飲んで温まるくらいの正常さ
子供の親に指を指された だから刺し返してこう言った
「今ならサインをねだっても良いよ。してやらないけど」
風雨で乱れたセットが まるでサスペンスのようにワクワクさせる
恥ずかしいけどドキドキして 結末一歩手前みたい
とにかく言葉にならない感じ 布団をバシバシ叩いた
漫画の女の子みたい 意外と自分って可愛いかも
肌寒い一日 テレビの中の人にありがとう
見つめる子供に指差した
「今なら許してあげる。なんでもいいから言ってごらん。」
つながりが無い・意味が無い・わけがわからない
書いてる途中で鬱になったけど、好きな部分が一つだけある
子供の親に指を指された だから刺し返してこう言った
「今ならサインをねだっても良いよ。してやらないけど」
(作成日時04年5月18日午前1時05分)